Tcpreplay は最近のオープンソース/フリーソフトウェアとはちょっと異なる歴史があります。 tcpreplay には複数の著者がいて、互いに電子メールでしかやりとりしていない人達もいます。
Tcpreplay は最初にリリースされたのが 1999年であるため、とてもたくさんの著者がいます。 BSD ライセンスや GPL ライセンスのアドバンテージの 1つには、 誰かが開発を続けられなくなったり続けたくなくなったとしても、 他の誰かが変わりに開発を続けることができます。
一番最初は、Matt Undy の Anzen Computing が tcpreplay を作りました。 Matt は 1999年に nidsbench toolkit の一部として バージョン 1.0.1 をリリースしました。 その後 Anzen Computing 社は(少なくとも一部の部門は) NFR に買収され、 開発は終了してしまいました。
2001年にある 2人の人物によって、それぞれ個別に tcpreplay の開発が続けられました。 NFR の Matt Bing と、OneSecure の Aaron Turner です。 たくさんのパッチ(-adt ブランチ)を作った後、 Aaron は開発のメインラインにパッチを送るようになりました。
Aaron と Matt Bing の話し合いで、彼らは一緒に開発を進めることになりました。 それ以来、2回の大きな変更が発生し、30種類以上の新機能が追加され、 たくさんのツール群が含まれるようになりました。
2013年に AppNeta が資金援助し Fred Klassen がメンテナになるまで、 Aaron は開発を続けていました。 Version 4.0.0 は、Fred の最初のメジャーリリースです。