概要/Overview
tcpreplay は長い年月をかけて開発されてきました。
1.x の頃は、単にパケットを読み込みネットワークに再送信するだけでした。
2.x では、tcpreplay に非常に多くの書き換え機能が実装されましたが、
複雑さやパフォーマンスやコードの肥大化を犠牲にしていました。
3.x では、tcpreplay はパケットを送信するマシンになるという根本に立ち戻り、
パケットの書き換え機能は tcprewrite と、
送信と書き換えの両方の機能を持った強力な tcpreplay-edit の 2つに移行されました。
4.0 では、いくつかの書き換えの機能は tcpreplay に戻されましたが、
(--unique-ip
のように) パフォーマンスに影響を与えないものだけに限られています。
tcpreplay-edit は、tcpreplay と tcprewrite の両方の機能を持っているので、 tcpreplay-edit の使い方は、これらのページを参照してください。
最後になりますが、パケットの書き換え機能のための (tcpreplay-edit の) コードは、 たとえパケットを書き換えなかったとしてもオーバーヘッドになることを忘れないでください。 従って、パフォーマンスが必要な場合は tcprewrite と tcpreplay を分けて使う (事前に tcprewrite した pcap ファイルを tcpreplay で送信する) ことを勧めます。